気候も涼しい先日は、ドールショウ54秋浅草がありました。
感想としてはイベント毎に球体関節人形の世界の奥深さを目の当たりにするというもの。
様々な方面からの盛り上がりに興奮が止むことはありません。
今回はそんな球体関節人形の衣装や靴でも特に“凄い”と感じた作家さんの情報を掲載していきます。
近頃はSDGrやiMda4.3を中心にラインナップを展開していますが、ドール 衣装作家といえばChannel TOYBOX様抜きにこの世界を語ることはできません。
2006年より活動開始ということですが、それ以前はブライスの衣装を製作していたとか。
Channel TOYBOX様がつくる衣装を例えるならアバンギャルド、耽美、ネオレトロ。
その衣装は全て手作業での製作です。
特にヴィンテージ生地を用いることでも有名で、もはや唯一無二の作家様と言っても過言ではありません。
職人気質な紹介になりましたが、意外にもドール系イベント参加には積極的です。
しかし毎度のことではありますがイベント開始直後に即完売が殆ど。なかなか手にする機会には恵まれないでしょう。
公式サイトでは受注通販や通常通販もしていますが、それこそ競争が激しいです。
どうしても欲しい方はイベントの優先券で並ぶことが無難でしょう。
Channnel TOYBOX様が人気な理由の一つに材料費を考えても価格設定が安いということも挙げられます。
それは勿論、価値ある材料に手作業かつ縫製もきっちり行なった結果ですので、人が着る服に比べてはいけません。
しかし一度実際の目を通して確認してみてください。グッとその世界観に吸い込まれるでしょう。
その一着は高くても¥35,000程。これをどう捉えるかは公式サイト、またはtwitterで確認してみてください。
また様々な企業やドール界を超えたジャンルのプロ作家様とのコラボレーション企画が年に数回あるようです。
最近では三原ミツカズ氏とコラボレーションをしておりました。
長々と語りましたが、結局百聞は一見に如かずです。まずはイベントに足を運んでみてください。
公式アナウンスはtwitterがメインです。
詳細情報はChannel TOYBOX様公式サイトに掲載されます。
ここ1、2年でしょうか。Channel TOYBOX様がいるブースに目新しい作家様がいます。
聞けば靴職人のkio様とのことです。なぜ?
疑問はさておき、なんと人間がオーダーメイドの靴を作るようにドール用にもオーダーメイド靴を作るんだそうです。
そんなことを聞けばお気付きの方はいらっしゃるはずです。
オーダーメイドの靴を作るにはその人の足の木型を作成する必要があるのです。
靴職人はその木型をもとにその人にあった靴を製作していきます。
素人でもオーダーメイド靴が高価な理由はわかりますよね。
木型の製作費、材料費、出来上がった靴の値段に人件費。。これではなかなか庶民には手が届きません。
そこで現在はChannel TOYBOX様が自身の所有するドールの足の木型をkio様に依頼しているのだそうです。
つまり、木型の製作費がない部分で私たちが購入できるという仕組みになっているという事です。
勿論、手がけるドール 靴はChannel TOYBOX様プロデュースとなっているので衣装にはバッチリ合います。
数あるドールシューズを手がける作家様の中でもこの手のパターンはなかったのでは?と思います。
その正体は兵庫県は神戸にある工房を拠点とする本物の靴職人です。
公式サイトより経歴を抜粋すると、2017年の"生誕15周年・ローゼンメイデン0-ゼロ-展"『大正浪漫トリビュート・ドールズ』のドール靴を製作されたとのことです。
本記事製作時の情報では個展も予定しているとの情報もあります。
今後どんな展開をみせていく方なのか気になりますね。
ドールシューズにおいてはラインナップを徐々に展開をしており、コンセプトはそのままで様々なドールに適したサイズを製作していくとのことです。
(その分の木型は。Channel TOYBOX様が。)
販売形式は主としてドールイベントです。限定カラーを用意していたりします。それも1点ずつのみと職人気質満載です。
しかしふつふつと人気が上昇しているkio様ですので、徐々に即完売の品は増えてきました。
最近では公式サイトが発表され、イベント後に通販を行ったりと積極的な展開をみせております。
PayPalにも対応していますので、イベントで悩んだ方でも買えるチャンスはあります。
人気色は競争率がすごく高いので、psyche(プシュケ)の通販時は完売色がちらほら。
一足の製作には3ヶ月程度かかるそうです。人の靴と全く変わらない工程なので当然ですよね。
さて、ここまで紹介しましたが、本当に気になる情報は値段ですよね。
現在でおよそ¥50,000前後です。
これまで自分なりにコンセプトはあっても、衣装に隠れたり、あまり目が向かないドール靴というジャンルでした。
そこへやってきたのは靴職人kio様。
実際に手にとってみた方なら如何に精巧なつくりとなっているかわかりますよね。
Channel TOYBOX様のメダリオンが耽美さを誇張させております。
おそらくですが、本物の靴職人から手に入るドールシューズはkio様以外にはありません。
ドール靴が安く、そして老舗のドール衣装作家様とのコラボレーションとなると、どれだけお得か。。。
公式アナウンスはtwitterがメイン。
詳細情報はkio様公式サイトに掲載されます。
長々と語りましたが、今年のドールショウ54秋、Channel TOYBOX様、そしてkio様を前にドール界の奥深さ、盛り上がり、熱を改めて実感致しました。
以上。